目次
インフラエンジニアは、顧客の要望を要件へ整理し、ブラウザなどからの要求を受け、処理結果やデータを返すコンピューター。 詳しく見る、ストレージ、ネットワーク、OS、ミドルウェア、サーバーや保存領域を、ネット経由で必要な分だけ利用する仕組み。 詳しく見るなどでIT基盤を設計・構築する仕事です。平均年収889万円、求職者1人あたり何件の求人があるかを示す割合。1を超えると求人の方が多い状態。 詳しく見る2.28倍は上流のITシステム設計技術者などを含む広い職業分類の参考値で、個別求人では設計・構築・運用の担当範囲を分けて確認する必要があります。
この記事でわかること
- 何を作り、誰のどんな問題を、どの条件で解決するかを決める工程。 詳しく見るから設計・構築・作った機能が想定どおり動き、問題を起こさないか確かめる工程。 詳しく見る・引継ぎまでの流れ
- 年収統計の対象範囲と、設計・構築で異なる成果物
- 物理環境とクラウド、勤務先、求人で確かめる8項目
こんな人向けIT運用・保守、社員や利用者からのIT関連の問い合わせやトラブルに対応する窓口の役割。 詳しく見る、システム開発などの経験があり、インフラの設計・構築へ担当範囲を広げたい人。
30秒で分かるインフラエンジニア
監視だけではなく、顧客の要望からIT基盤を設計・構築し、テストして引き継ぐ仕事です。
インフラエンジニアの仕事の全体像
仕事の中心は、監視だけではなく、要件を構成と設定へ変えて使える基盤にすることです。
この図で分かること:
- 中心は監視専業ではなく、要望を基盤の要件と構成へ変える設計・構築
- 物理機器を扱う案件と、クラウド上で設定する案件では作業場所と必要経験が違う
- 構築後は基盤機能やデータ移行・運用をテストし、開発担当へ引き継ぐ
インフラエンジニアは実際に何を設計・構築する仕事?
顧客の要望を要件へ整理し、IT基盤の構成を設計して構築・テストし、開発担当へ引き継ぐ仕事です。監視・点検も関連タスクですが、job tagの職業説明の中心は基盤システムの設計と開発です。
設計と構築を担当するプロジェクトの代表例です。物理機器かクラウドか、工程と分担で変わります。
要件定義、設計、構築、テスト、引継ぎ、見直しをつなぐ代表例です。
求人で聞くこと求人では、要件定義、設計、構築、テスト、引継ぎ、開始後対応のうち、主担当と分担相手を聞きます。監視業務が含まれる場合も、設計・構築へ関わる時間を分けて確認します。
要件をIT基盤へ変える仕組み
機器やサービスを並べるのではなく、要件に合う構成を設計し、テスト結果で確かめます。
インフラエンジニアの年収889万円は、そのまま求人比較に使える?
平均年収は889万円(参考値)ですが、インフラエンジニアだけの実勢を示す値ではありません。上流設計を含む広い職業分類のため、個別求人では担当工程、求める経験、毎月の給与とは別に支給される一時金。ボーナスとも呼ばれ、支給条件は会社ごとに異なる。 詳しく見る、固定残業代をそろえて比べます。
数字で見るインフラエンジニア
対応する公的職業分類の全国統計を、需要と働き方の入口として確認します。
令和7年賃金構造基本統計調査による全国平均
所定内実労働時間
職業分類に対応する平均
令和6年度。求職者1人に対する求人数の目安
令和6年度。ハローワーク求人統計の月額
※job tag掲載の対応職業分類(システムエンジニア(基盤システム))による全国統計です。勤務先の種類や個別求人の条件を示すものではありません。
数字の見方平均年収889万円、月間労働時間173時間、平均年齢38.3歳の全国参考値です。有効求人倍率2.28倍、求人賃金月額34.4万円も、広いITシステム設計技術者等の分類と個別求人を分けて読みます。
年代別の平均年収
同じ公的職業区分で働く人の平均年収を5歳刻みで示します。個人の昇給曲線ではありません。
グラフを読み込んでいます。数値は下の表でも確認できます。
数値表を見る
| 項目 | 平均年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 476.6 |
| 25〜29歳 | 641.6 |
| 30〜34歳 | 866.1 |
| 35〜39歳 | 968.1 |
| 40〜44歳 | 1189.0 |
| 45〜49歳 | 1226.3 |
| 50〜54歳 | 1103.7 |
| 55〜59歳 | 1163.8 |
年収の読み方20〜24歳の476.6万円から45〜49歳の1226.3万円まで上がる参考値ですが、上流設計を含む広い職業分類です。個別求人では担当工程と求める経験を確認します。
※個人の昇給を保証するものではありません。職業区分全体の平均で、勤務先の種類や資格で差があります。
要件定義・設計・構築、第一候補にする工程はどこ?
同じ職種名でも、要望を性能・信頼性などの条件へ変える工程、構成を決める工程、設定してテストする工程で成果物が違います。現在の経験から説明できる工程と、その次に広げたい工程を分けます。
要件定義・設計・構築の成果物を比べる
| 比較 | 要件定義 | 構成設計 | 構築・テスト |
|---|---|---|---|
| 中心の成果 | 基盤に必要な条件 | 機器・サービス・設定の構成 | 稼働する基盤とテスト結果 |
| 主な仕事 | 要望、性能、信頼性、予算を整理 | ハードウェア、OS、クラウド等を選定 | 導入・設定し、機能と移行を検証 |
| 主な関係者 | 顧客・業務担当 | 専門エンジニア・仕入先 | 作業担当・開発担当 |
| 求人で聞く | 顧客との要件整理を担うか | 設計書と技術選定の範囲 | 構築対象とテスト基準 |
担当工程選びの軸今の経験で成果を説明できる工程を入口にし、次に広げたい工程が求人の担当範囲へ含まれるかを選びます。
設計と構築は切り離された別職種とは限らず、一人で連続して担う求人も、専門担当で分担する求人もあります。運用・保守経験は障害や改善点を設計条件へ戻せる強みになりますが、求人が設計書作成や技術選定まで含むかを確認します。
物理環境・クラウドと、働く場所はどう変わる?
顧客施設で機器を導入するか、クラウド上で仮想の基盤を構築するかで、扱う対象と作業場所が変わります。SIer、コンピューターメーカー、システム開発会社でも案件の構成は異なります。
物理環境・クラウドと勤務先を比べる
| 比較 | 物理機器を扱う基盤 | クラウド上の基盤 | 勤務先で変わる条件 |
|---|---|---|---|
| 構築対象 | サーバー、ストレージ、ネットワーク機器 | 仮想のサーバー、保存領域、ネットワーク等 | 案件の規模・業界・技術領域 |
| 作業場所 | 顧客施設での搬入・設置・設定を含む場合 | リモートで設定・構築する場合 | 自社、顧客先、リモートの比率 |
| 主な連携 | 機器・配線の作業員、専門エンジニア | サービス担当、開発・セキュリティ担当 | 顧客、メーカー、開発会社の分担 |
| 求人で聞く | 現地期間と搬入・設定の責任 | 利用サービスと設計・設定の範囲 | 配属案件と技術選定の権限 |
働く場所選びの結論『クラウドあり』だけで選ばず、物理環境との組み合わせ、作業場所、設計から引継ぎまでの担当範囲を比べます。
インフラエンジニアに向いてる人・向いてない人の特徴
新しいサービスを追う力だけでなく、要望を条件へ整理し、構成と設定を正確に記録し、テスト結果から見直せる環境かで続けやすさが変わります。
続けやすさを、行動と職場条件で確かめる
向いている行動と、同じ強みが負担へ変わる環境を確認します。
曖昧な要望を、機能・性能・信頼性・予算・期限へ分けられますか?
まず試す身近なサービスについて、止められない機能と許容できる条件を書く設定を感覚で変えず、設計書と手順に沿って記録できますか?
まず試す一つの設定作業を、別の人が再現できる手順へ書くテストの失敗を責めるのではなく、構成や設定の見直しへ戻せますか?
まず試す失敗した接続テストについて、確認順序を三段階で書くjob tagでは、工程の納期が近い時期やテスト工程で残業が増える傾向があります。
大量のサーバー等を設置する案件では、顧客先で数か月以上仕事をする場合があります。
クラウドのサービスや機能は変化するため、仕様を確認し続ける必要があります。
続けやすさの判断技術学習だけでなく、要件を整理する時間、設計レビュー、十分なテスト、文書化、開始後対応の分担がある職場を選びます。
診断結果は適性を断定しません。診断経由では、該当する1タイプの理由だけを記事冒頭に表示します。
インフラエンジニア求人の選び方
職種名だけでなく、設計・構築の工程と、扱う基盤の場所を分けて求人を比べます。
job tagでは勤務は一般に日勤ですが、納期が近い時期やテスト工程では残業が増える傾向があります。物理機器を扱う案件では顧客先へ出向く期間が長くなる場合もあります。納期、テスト時間、作業場所、設計レビュー、開始後対応の分担を確かめます。
インフラエンジニアに向いてる人の特徴
- 設定変更の前に影響範囲を洗い出し、手順と切り戻し方法まで整えてから動ける人
- 監視ログやメトリクスの小さな変化を見逃さず、障害になる前に原因を探れる人
- サーバー・ネットワーク・クラウドの構成を、性能や可用性の条件に分けて組み立てるのが得意な人
- 同じ運用作業でも記録を残して標準化し、次に起こるミスを減らす工夫を続けられる人
インフラエンジニアに向いてない人の特徴
- 手順確認よりもその場のひらめきで設定を変え、変更履歴を残す作業を後回しにしがちな人
- 障害の兆候を調べるより、動いているうちは細かな監視や点検を省きたい人
- 複数の機器やサービスの依存関係を追うより、一つの機能だけを完結させる仕事に集中したい人
- 技術やサービスの更新に合わせて、構成や運用手順を学び直すことへ負担を強く感じる人
当てはまっても、力が足りないという意味ではありません。安定運用を支えるより機能づくりに熱中できるならアプリケーションエンジニア、利用者の課題を整理して改善案を形にしたいならITコンサルタントやプロダクト企画など、強みが活きる別の職業を探せます。
インフラエンジニアから転職するなら — 強みで選ぶ次の仕事
インフラエンジニアで培った強みは、安定性を考える力、障害を切り分ける力、運用を仕組みに変える力です。どの力をもっと使いたいかで次の仕事を選べます。
障害の原因を筋道立てて切り分ける力 → テクニカルサポート・SRE
ログや状況から論点を絞る力は、複雑な問い合わせの解決や、サービスの信頼性を高める改善に活かせます。
運用手順を標準化してミスを減らす力 → ITサービスマネージャー・業務改善コンサルタント
属人化しやすい作業を見える化し、再現できる流れへ整える力は、組織全体の業務品質を上げる仕事で役立ちます。
性能・信頼性・コストの条件を両立させる設計力 → クラウドアーキテクト・ソリューションアーキテクト
技術の選択肢を比較して構成に落とし込む力は、顧客や事業の要件に合うIT基盤を提案する役割へつながります。
変化の兆しを捉えて先回りする力 → セキュリティエンジニア・リスク管理担当
小さな異常から影響を想定する習慣は、脅威や運用上のリスクを早く見つけ、対策を整える仕事で強みになります。
どれが自分に合うかは、無料3分の適職診断で強みから絞れます(登録不要)。上の診断ボタンから確認できます。
インフラエンジニア求人で確認する8項目
製品名やクラウド名の一覧だけでなく、要件定義、設計成果物、構築対象、テスト、引継ぎ、開始後対応を質問へ変えて確認します。
求人の言葉を、8つの確認質問へ変える
あいまいな求人文言を、設計・構築の担当範囲と働き方が見える質問へ変えます。
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求人にある言葉上流から担当
企業へ確認する質問顧客への要件確認と、設計書作成のどこから担当しますか?
答えから分かること上流工程の範囲
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求人にある言葉設計・構築
企業へ確認する質問要件定義、構成設計、導入、設定、テストの時間比率は?
答えから分かること担当工程
-
求人にある言葉クラウド案件多数
企業へ確認する質問主に使うサービスと、物理環境を含む案件の比率は?
答えから分かること基盤の場所
-
求人にある言葉チームで分担
企業へ確認する質問サーバー、ネットワーク、データベース、セキュリティを誰と分担しますか?
答えから分かること専門領域の分担
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求人にある言葉顧客先作業あり
企業へ確認する質問現地作業の頻度・期間と、搬入・配線・設定の責任範囲は?
答えから分かること作業場所
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求人にある言葉残業少なめ
企業へ確認する質問納期前、テスト、切替時の勤務時間と代休の扱いは?
答えから分かること繁忙時の勤務
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求人にある言葉運用にも関与
企業へ確認する質問監視・点検、障害対応、設計改善の時間比率と当番体制は?
答えから分かること開始後対応
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求人にある言葉資格取得支援
企業へ確認する質問設計レビュー、実機・検証環境、研修、資格費用の支援は?
答えから分かること経験を広げる仕組み
比較の結論職種名や製品名ではなく、要件定義から引継ぎまでの主担当、物理環境とクラウド、開始後対応を同じ順番で比べます。
未経験・学歴・資格・運用経験のQ&A
特定の学歴・資格は必須とされませんが、ITインフラの設計・構築と、ネットワーク・サーバー等の知識が必要です。隣接経験から何を示すかを整理します。
未経験・学歴・資格・運用経験の現実
資格名だけでなく、ネットワーク・サーバー等の基礎と、設計・構築・テストへつながる経験を確認します。
Q未経験からインフラエンジニアになれますか?
入口はありますが、job tagでは中途入社は同業経験者が多く、システム開発等の経験後にITインフラ開発を担う場合もあるとされています。未経験可の求人では、研修後の担当が監視・運用だけか、構築・テストへ進む道筋があるかを確認します。
Q理系の大卒でなければなれませんか?
job tagでは入職に特定の学歴は必要とされず、理系が多い一方で文系もいるとされています。学歴だけで判断せず、ネットワーク、サーバー、OS、クラウドの基礎と、設定・テストを説明できる経験を確認します。
Q必須資格はありますか?
特定資格は必須とされていません。job tagでは基本情報技術者、応用情報技術者、システムアーキテクト、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト等が関連資格として示されています。資格だけでなく、設計・構築・テストで何を担ったかを示します。
Q運用監視の経験は設計・構築に活かせますか?
障害の兆候、点検、変更手順、利用者への影響を知る経験は、信頼性や運用条件を設計へ戻す材料になります。ただし運用監視と設計・構築は同じ担当範囲とは限らないため、構成図、設定変更、テスト、文書化の経験を分けて整理します。
Qクラウドだけ学べば応募できますか?
クラウドは重要ですが、job tagではITインフラにサーバー、ストレージ、ネットワーク、OS、ミドルウェア等が含まれます。サービス名の暗記ではなく、要件に対して何を選び、どう設定・テストするかを説明できる形で学びます。
応募判断の基準隣接経験を『運用した』『クラウドを学んだ』で終わらせず、要件、構成、設定、テスト、引継ぎのどこを担ったかへ整理します。
出典・免責
年収と求人統計は公的職業区分の参考値であり、個別求人の提示額や将来の採用を保証しません。適職診断のスコアとタイプ別理由は当サイト独自算出で、採用可能性や成功確率を示すものではありません。
すべての出典と参考資料を見る
- 参考資料:厚生労働省 job tag トップ
- 職種・適性の分類:当サイト編集部が上記資料を基に整理
GLOSSARY
この記事の用語ミニ辞書
- サーバー
- ブラウザなどからの要求を受け、処理結果やデータを返すコンピューター。
- クラウド
- サーバーや保存領域を、ネット経由で必要な分だけ利用する仕組み。
- 有効求人倍率
- 求職者1人あたり何件の求人があるかを示す割合。1を超えると求人の方が多い状態。
- 要件定義
- 何を作り、誰のどんな問題を、どの条件で解決するかを決める工程。
- テスト
- 作った機能が想定どおり動き、問題を起こさないか確かめる工程。
- ヘルプデスク
- 社員や利用者からのIT関連の問い合わせやトラブルに対応する窓口の役割。
- データベース
- 利用者や商品などの情報を、後から探しやすい形で保存する仕組み。
- 賞与
- 毎月の給与とは別に支給される一時金。ボーナスとも呼ばれ、支給条件は会社ごとに異なる。
RPG TYPES
インフラエンジニアに向いている診断タイプ
インフラエンジニアが求める働き方に、考え方や行動の傾向が近いのは次の3タイプです。
89%
土属性
重装タンク
重圧に耐える要
論理性83が持ち味のタイプです。
#2
89%
土属性
堅牢ナイト
誠実に信頼を積む
この3タイプの中では論理性が最も高いタイプです。
#3
86%
水属性
潮流ヒーラー
空気を整える癒やし
この3タイプの中では共感力が最も高いタイプです。
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