目次
広報・PRは、社内からニュースの種を見つけ、企業が新商品や取り組みなどの情報を、メディア向けに公式発表する文書。 詳しく見るや企画としてメディアと社会へ届け、会社の信頼と認知を積み上げる仕事です。平均年収525.2万円・求職者1人あたり何件の求人があるかを示す割合。1を超えると求人の方が多い状態。 詳しく見る1.34倍という統計は、広報・PR担当を含む総務系の広い区分の参考値で、広報だけを切り出した数字ではありません。
この記事でわかること
- 実際の仕事内容と、広報担当の一日の流れ
- 年収の参考値と、事業会社・PR会社による働き方の違い
- 未経験からのなり方と、仕事内容・給与・勤務時間・休日など、募集条件をまとめて示した書類や画面。 詳しく見るで確認する8つの項目
こんな人向け広報・マーケティング・企画などの経験があり広報としての職場を見直したい人と、未経験から広報を目指す人。
30秒で分かる広報・PR
華やかな発信の仕事に見えて、実際は地道なネタ探しと事実確認で信頼を積み上げる調整の仕事です。
広報・PRの全体像
会社と社会の間に立ち、物語を見つけて届けるのが広報の役割です。
この図で分かること:
- 広報の仕事は、社内のネタ探しから信頼の積み上げまで一続きにつながる
- プレスリリースもSNSも、事実確認と伝え方の設計が土台になる
- 事業会社かPR会社か、体制が一人かチームかで働き方が大きく変わる
広報・PRの実際の仕事内容
社内の動きからニュースの種を見つけ、プレスリリースやメディア対応を通じて会社の信頼と認知を積み上げる仕事です。広告枠を買うのではなく、報道や共感で伝わる状態をつくる職種です。
事業会社で社外広報を中心に担う担当者の代表例です。会社の体制と時期で時刻と比率は変わります。
広報・PRの流れと一日の時間の使い方の代表例です。会社の体制と時期で変わります。
求人で聞くこと求人では、広報の人数と、発表が重なる時期・危機対応の分担を聞くと、働き方の見当がつきます。
情報が信頼になるまで
見つけて、形にして、届けて、積み上げる流れが広報の仕事の中心です。
広報・PRの年収と評価される経験
統計上の平均年収は525.2万円(総務系の広い区分の参考値)です。会社規模と体制による差が大きく、メディアとの関係づくりや発信の実績が評価されやすい職種です。
数字で見る広報・PR
対応する公的職業分類の全国統計を、需要と働き方の入口として確認します。
令和7年賃金構造基本統計調査による全国平均
所定内実労働時間
職業分類に対応する平均
令和6年度。求職者1人に対する求人数の目安
令和6年度。ハローワーク求人統計の月額
※job tag掲載の対応職業分類(広報・PR担当)による全国統計です。勤務先の種類や個別求人の条件を示すものではありません。
数字の見方倍率1.34倍は求人がやや多く見える水準ですが、総務系の広い区分の参考値です。広報職の公開求人は人気が集中しやすく、数字どおりの入りやすさとは限りません。
年代別の平均年収
同じ公的職業区分で働く人の平均年収を5歳刻みで示します。個人の昇給曲線ではありません。
グラフを読み込んでいます。数値は下の表でも確認できます。
数値表を見る
| 項目 | 平均年収 |
|---|---|
| 20〜24歳 | 352.2 |
| 25〜29歳 | 445.7 |
| 30〜34歳 | 505.4 |
| 35〜39歳 | 540.2 |
| 40〜44歳 | 555.2 |
| 45〜49歳 | 544.6 |
| 50〜54歳 | 599.0 |
| 55〜59歳 | 601.1 |
年収の読み方20〜24歳の約352万円から55〜59歳の約601万円へ上がりますが、40代後半に小さな凹みがあり、一直線ではありません。総務系の広い区分の参考値のため、広報職個人の差はさらに大きいとみられます。
※個人の昇給を保証するものではありません。職業区分全体の平均で、勤務先の種類や資格で差があります。
社外広報・社内広報・危機管理/IR連携、3領域の違い
社会へ届ける仕事・社員へ届ける仕事・守りを固める仕事と、向き合う相手が違います。同じ「広報」の求人でも、どの領域が中心かを最初に確認します。
社外広報・社内広報・危機管理/IR連携を比べる
| 比較 | 社外広報 | 社内広報 | 危機管理・IR連携 |
|---|---|---|---|
| 主な仕事 | プレスリリースとメディア対応 | 社内報や社内イベントでの浸透 | 危機時の対応と投資家向け情報の連携 |
| 向き合う相手 | 記者・メディア・生活者 | 社員と経営陣 | メディア・株主・監督官庁 |
| 求められる力 | ネタの目利きと関係づくり | 社員の心を動かす編集力 | 冷静な判断と正確な情報管理 |
| 求人で聞く | メディアと直接会える立場か | 経営陣との距離と発信の裁量 | 危機対応の体制と外部支援の有無 |
選び方の軸同じ「広報」の求人でも、領域が違えば相手も時間の流れも別物です。どの領域の募集かを最初に確認します。
領域によって、日々接する相手、時間の流れ、求められる感覚が変わります。どの領域を担当するかで、これから積む経験の中身が決まります。
事業会社・PR会社・一人広報、働く環境の違い
一つの会社を深く語るか、複数の業界を速く回すかが違います。体制の厚さ、経験の幅、裁量の大きさが職場の立ち位置で変わります。
事業会社・PR会社・スタートアップを比べる
| 比較 | 事業会社の広報部門 | PR会社(支援側) | スタートアップ(一人広報) |
|---|---|---|---|
| 扱う対象 | 自社の事業と経営を深く | 複数クライアントの案件を幅広く | 会社のすべてを一人で広く |
| 仕事の進め方 | 社内に入り込み長期で関係を築く | 提案と実行支援で複数案件を並行する | 戦略から実務まで裁量を持って回す |
| 経験の積み方 | 一つの会社の物語を深く語れる | 多業界の型と量を速く積める | 立ち上げの経験と裁量が得られる |
| 求人で聞く | 広報の人数と役割分担 | 担当するクライアント数と業界 | 経営陣の広報への理解と相談相手 |
職場選びの結論職場の立ち位置で、深さ・量・裁量のどれが積めるかが変わります。自分が次に欲しい経験から選びます。
広報・PRに向いてる人・向いてない人の特徴
人と会社の物語を伝えることが好きなら適性があります。ただし成果が数字に出にくく、取材や危機で時間が読めない仕事で、体制の差が続けやすさを左右します。
続けやすさを、行動と職場条件で確かめる
向いているサインだけでなく、同じ強みが負担へ変わる条件も確認します。
身近な出来事の中から「人に話したくなる切り口」を探すのが好きですか?
まず試す自分の職場の日常から、ニュースになりそうな話題を3つ挙げてみる発信する前に、事実関係や表現の影響を確認する慎重さがありますか?
まず試すSNSに投稿する前に、誤解される読み方がないか3通り考えてみる初対面の相手とも、相手の関心に合わせて話をつなげられますか?
まず試す紹介したい物事を、相手の興味に合わせて30秒で言い換えてみる掲載や認知は売上のようにすぐ数字にならず、評価の説明に工夫が要る仕事です。
取材の調整や危機対応は突発で入り、予定どおり進まない日があります。
体制が薄い会社では相談相手がおらず、判断を一人で抱えやすくなります。
続けやすさの判断三つすべてが得意である必要はありません。続けたい行動があり、判断を支える体制のある職場を選びます。
診断結果は適性を断定しません。診断経由では、該当する1タイプの理由だけを記事冒頭に表示します。
広報の職場を選ぶときの見方
華やかさではなく、体制・相談相手・危機時の分担まで確かめて選びます。
掲載や認知は積み上がるまで時間がかかり、成果を数字で示しにくいもどかしさ、取材や危機対応で予定が崩れる時間の読めなさ、一人広報での相談相手のいない孤独。こうした負荷は、経営陣の広報への理解、社外の広報コミュニティや外部パートナーの活用、危機時の役割分担が変わると軽くなる場合があります。
広報・PRに向いてる人の特徴
- 出来事の表面だけで終わらせず、誰にとってどんな価値があるかという切り口を見つけられる人
- 発信前に事実関係、言葉の受け取られ方、関係者への影響まで丁寧に確かめられる人
- 記者、取引先、社員など相手ごとに関心を捉え、継続して信頼を育てられる人
- 会社の方針や現場の取り組みを集め、伝わる順序や表現に組み立て直すことが好きな人
広報・PRに向いてない人の特徴
- 発信内容を急いで決め、確認や表現の調整を後回しにしがちな人
- 相手との関係を時間をかけて築くより、その場限りの反応を優先したい人
- 社内外のさまざまな立場を踏まえたうえで、情報の出し方を調整することに負担を感じる人
- 成果がすぐに見えない発信や、予定外の問い合わせへの対応が続くと意欲を保ちにくい人
当てはまっても、力が足りないという意味ではありません。慎重な確認より制作に没頭したいならコンテンツ制作、関係構築より企画を形にしたいなら商品企画、成果を分析して改善したいならWebマーケティングなど、力を発揮しやすい別の職業があります。
広報・PRから転職するなら — 強みで選ぶ次の仕事
広報・PRで磨いた切り口づくり、情報の整理、信頼関係の構築は、伝える相手や成果の置き方を変えて次の仕事にも活かせます。
伝わる切り口を見つける力 → コンテンツ企画・編集
ニュースや事例から読者が知りたいテーマを見つけ、記事やオウンドメディアの企画へつなげられます。
情報を分かりやすく組み立てる力 → マーケティング企画・販促企画
商品やサービスの価値を整理し、届ける相手に合わせた訴求や施策の設計に活かせます。
社内外の信頼を育てる力 → 法人営業・アカウントマネージャー
相手の関心や状況を捉えながら、長期的な関係のなかで提案を深める役割に向いています。
発信の影響を見極める慎重さ → リスク管理・コンプライアンス推進
情報が誰にどう受け取られるかを考える視点を、社内のルール整備やリスクの予防に役立てられます。
どれが自分に合うかは、無料3分の適職診断で強みから絞れます(登録不要)。上の診断ボタンから確認できます。
広報・PRの求人票で確認する8項目
職種名だけでなく、広報の人数、経営陣との距離、成果の測り方を質問へ変えて確認します。
求人の言葉を、8つの確認質問へ変える
あいまいな求人文言を、入社後の仕事と役割が見える質問へ変えます。
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求人にある言葉広報担当募集
企業へ確認する質問社外広報・社内広報・危機管理のどれが中心業務ですか?
答えから分かること担当領域の中心
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求人にある言葉コア業務をお任せ
企業へ確認する質問広報は何人体制で、リリースの最終確認は誰がしますか?
答えから分かること体制と責任の範囲
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求人にある言葉経営直下のポジション
企業へ確認する質問経営陣と広報の定例の場はありますか?情報はどう共有されますか?
答えから分かること経営陣との実際の距離
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求人にある言葉未経験歓迎
企業へ確認する質問最初に任される業務と、広報を教える人は誰ですか?
答えから分かること教育体制と独り立ちの時期
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求人にある言葉メディアとのパイプあり
企業へ確認する質問記者との窓口は担当者が直接持てますか?
答えから分かること関係づくりの機会
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求人にある言葉成果を正当に評価
企業へ確認する質問広報の成果は何で測り、どう評価に反映されますか?
答えから分かること評価基準の納得感
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求人にある言葉落ち着いた職場
企業へ確認する質問発表が重なる時期や危機対応時の残業は実際どうなりますか?
答えから分かること繁忙期の実態
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求人にある言葉経験者優遇
企業へ確認する質問どんな掲載実績やメディアとの関係を想定していますか?
答えから分かること求められる経験の粒度
比較の結論同じ言葉でも、答えが違えば職場は別物です。体制・評価・危機対応の分担まで答えられる求人を比べてください。
未経験からのなり方・働き方Q&A
未経験からの道はあり、社内異動とPR会社経由が現実的な入口になります。必要な経験と職場の選び方を分けて整理します。
未経験・経験の活かし方・働き方の現実
「狭き門」の一般論で諦めず、入口の選び方と職場の見極め方を分けて確認します。
Q未経験から広報になれますか?
なれます。営業・企画・カスタマー対応などで培った、社内を動かす調整力や分かりやすく伝える力は広報で評価されます。今の会社の広報部門へ異動する道と、PR会社で型と量を学んでから事業会社へ移る道が代表的な入口です。求人だけを探すより、社内の機会も含めて考えると道が広がります。
Q記者やライターの経験は必要ですか?
必須ではありません。文章はプレスリリースの型を学べば書けるようになり、多くの広報担当者は事業側の出身です。ただし記者の視点を知っていると、ネタの目利きと関係づくりで有利に働きます。報道に触れる習慣をつけ、記事の作られ方を観察することから始められます。
Q資格は必要ですか?
必須の資格はありません。PRプランナーなどの資格は体系的な知識を示す材料になりますが、採用では発信の実績とメディアとの関係の方が重視される傾向があります。資格は学ぶ範囲の地図として使い、小さくても実績づくりを優先するとよいでしょう。
QSNS担当と広報はどう違いますか?
SNS担当は自社アカウントでの発信と反応が中心で、広報はメディアや社会との関係づくり全体を担います。SNSは広報の道具の一つという位置づけです。SNS運用の経験は発信の実績として広報への足がかりになりますが、報道対応や危機管理まで含むかは求人ごとに確認が必要です。
Q一人広報はやめた方がよいですか?
一概には言えません。戦略から実務まで任される裁量は大きな成長機会になる一方、相談相手がなく判断を抱え込む孤独があります。経営陣が広報を理解しているか、外部パートナーや広報コミュニティを頼れるか、危機時に誰が一緒に動くかを確認して選べば、良い経験になり得ます。
応募判断の基準「なれるか」と「その職場で続けられるか」は別の問いです。入口と体制を分けて確かめます。
出典・免責
年収と求人統計は公的職業区分の参考値であり、個別求人の提示額や将来の採用を保証しません。適職診断のスコアとタイプ別理由は当サイト独自算出で、採用可能性や成功確率を示すものではありません。
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- 参考資料:厚生労働省 job tag トップ
- 職種・適性の分類:当サイト編集部が上記資料を基に整理
GLOSSARY
この記事の用語ミニ辞書
- プレスリリース
- 企業が新商品や取り組みなどの情報を、メディア向けに公式発表する文書。
- 有効求人倍率
- 求職者1人あたり何件の求人があるかを示す割合。1を超えると求人の方が多い状態。
- 求人票
- 仕事内容・給与・勤務時間・休日など、募集条件をまとめて示した書類や画面。
- 取材
- 記事の素材となる一次情報を、インタビューや現地訪問で直接集めること。
- オウンドメディア
- 企業が自社で運営する情報発信メディア。編集者・ライターの主要な働き先の一つ。
- IR
- 株主や投資家へ経営状況を伝え、資本市場との信頼関係を築く活動。
- リスク管理
- 起こりうる問題を前もって洗い出し、備えと対応をあらかじめ決めておく管理。
- コンプライアンス
- 法令や社会規範を守って事業を行うこと。規程整備や研修などの取り組みを含む。
RPG TYPES
広報・PRに向いている診断タイプ
広報・PRが求める働き方に、考え方や行動の傾向が近いのは次の3タイプです。
89%
風属性
疾風忍者
静かに速く遂行する
柔軟性94が持ち味のタイプです。
#2
89%
風属性
烈風盗賊
機会を拾う実戦派
この3タイプの中では論理性が最も高いタイプです。
#3
87%
炎属性
炎の遊び人
場を沸かすムードメーカー
この3タイプの中では情熱が最も高いタイプです。
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